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香りが脳に届くまで 〜五感の中でも特別な嗅覚〜②

 

 

 

こんにちは。

Tia’s Balance” オーナーセラピスト

国吉明子です。

 

私たちが何気なく吸い込んでいる「香り」。

この香りは、五感の中で唯一

直接「大脳辺縁系」という感情や記憶に関わる

脳の中枢に届く感覚です。

 

視覚や聴覚などの感覚は、

一度「視床」という場所を通ってから

脳に伝えられるのに対し

嗅覚だけはこの視床をバイパスし

ダイレクトに本能や感情、記憶を司る

大脳辺縁系に伝達されます🧠\(^o^)/

これは、香りが時として

「懐かしい記憶」を呼び起こす理由なのです。

 

 

私は神経反射療法士・鍼灸師として

多くの方の「心」と「身体」に向き合ってきましたが

香りを取り入れることで

施術の深まり方が変わってくるのを何度も感じてきました。

特に

心の不調や慢性の疲れに対して

「香りを使ったアプローチ」は

体の感覚を内側から呼び起こし

五感全体をやさしく目覚めさせる手助けになります☺

 

余談ですが・・・

私のサロンでは(Pic右上)ボトル内にブレンドされた

香りを含むオイルをクライアント様の現在・過去の症状に合わせ

施術時に利用しています。(スペインLone Sorensenから直輸入)

                      ↓  ↓  ↓

 

 

〜香りが生み出す神経ネットワークの刺激〜

香りが脳に届くと

神経細胞が刺激されて様々な反応が起きます。

特に注目されているのが、香りが脳の「可塑性(かそせい)」

=経験・学習などで脳の神経細胞のネットワークが変化し、

 

より機能的なものになるということ。

よく我々の周囲にあることで説明すれば

初めてピアノを弾く場合、最初はよくできなくても

練習するうちに学習し、スムーズに弾けるようになるのも

その一例です。

 

香りで例えるなら、レモンやローズマリーには🍋

覚醒や集中力を高める作用が。

ラベンダーやオレンジには🍊

リラックス効果や情緒の安定に

働きかける効果があることが報告されています。

 

これは、香りの化学成分が

神経伝達物質(セロトニン、ドーパミンなど)に

影響を与えるためです。

 

私自身、毎朝のルーティンとして

レモンやローズマリーを使うことで

気持ちの切り替えや集中力アップに役立てています。

夜はラベンダーで心と身体を鎮めるのが習慣です。

(この香りの組み合わせは一般的に

認知機能を鈍らせないためにもよく使われています👍️❤)

 

こうした習慣は、

70代の今だからこそ、「日々の小さな積み重ね」が

脳の働きを整える鍵になると実感しています。

 

最後までお付き合いいただき

ありがとうございました。

素敵な一日を!

 

 

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